洗面台を増設するには?設置場所・工事の流れ・費用相場を静岡のプロが解説

洗面台が一つでは朝の争いが大変、2階にも手洗い場がほしいと感じたとき、洗面台の「増設」というリフォームが選択肢に入ってきます。

設置場所の選び方から工事の流れ、費用相場15万〜40万円の内訳、よくある落とし穴まで、静岡でリフォームを手がける私たちが順を追って説明します。

目次
  1. 洗面台の増設とはどういう工事?
  2. 洗面台を増設できる場所・設置場所の選び方
  3. 洗面台増設の費用相場(工事内訳別)
  4. 増設に必要な工事内容の流れ
  5. 増設前に確認すべき注意点
  6. 費用を安く抑える5つのコツ
  7. 静岡・浜松エリアで洗面台増設を依頼する際のポイント
  8. よくある質問

洗面台の増設とはどういう工事?

既存の洗面台を残したまま、別の場所にもう1台取り付けるのが増設です。「セカンド洗面台」とも言われます。

きっかけは家族が増えた、2階にも手洗い場が欲しい、帰宅後すぐ手を洗いたいなど、家の使い方が変わったときがほとんどです。

工事の核心は配管です。給水管・排水管を新たな場所まで引き回す必要があり、この配管ルートが費用と設置場所の両方を大きく左右します。どこに置くかを決めてから動くのが正解です。

洗面台を増設できる場所・設置場所の選び方

2階のトイレ付近

費用面で一番おすすめなのが「2階トイレの近く」です。給排水管がすでに2階まで来ているので、配管延長の距離が短く、工事費を抑えやすいのが理由です。手洗い動線もトイレとまとめて自然に使えます。

2階の廊下

朝の支度、夜の歯磨きと、廊下は家族全員が通る場所です。ここに洗面台があると、朝の順番待ちがほぼ解消します。子どもが多いご家庭ではかなり効果的です。ただし廊下の幅が十分あるかは先に測っておきましょう。幅が60cm以下だと設置は難しくなります。

寝室付近

夜間の手洗いや起き抜けの洗顔を、1階まで下りずに済ませたいという要望はよく聞きます。足腰に不安のある方がいるご家庭で喜ばれる場所です。

玄関ホール・帰宅動線

外から帰ってすぐ手を洗う習慣は、多くのご家庭で定着しています。玄関から洗面所への動線上に設置すると、菌を家の奥へ持ち込む前に手洗いできます。

給排水管に近いほど費用は下がります。「どこに置くか」を決める前に、既存の配管がどこを通っているかを業者に確認してもらうのが一番の近道です。

洗面台増設の費用相場(工事内訳別)

設置場所・洗面台のグレード・配管工事の距離によって変わりますが、目安は15万〜40万円です。

工事項目別の内訳は次のとおりです。

工事項目 費用目安
洗面台本体(シンプルタイプ) 3万〜10万円
床解体・内装復旧工事 3万〜8万円
床面開口・配管工事 5万〜20万円
洗面台取り付け工事 2万〜5万円
合計(目安) 15万〜40万円

設置階で費用が変わる点も押さえておいてください。1階(配管が近い場所)なら15万〜25万円ほど。2階になると配管を縦に延ばす工事が加わるため、25万〜40万円程度が目安です。

詳しい費用の内訳や事例は洗面台リフォームの費用相場ページに掲載しています。

増設に必要な工事内容の流れ

増設工事は4つの工程で進みます。

ステップ1:床材の解体

設置場所の床材(フローリング・クッションフロアなど)を部分的に解体し、床下の配管スペースを確保します。

ステップ2:床面開口と配管工事

床に穴を開け、給水管と排水管を引き込みます。排水管は水が自然に流れるよう「勾配(傾き)」が必要です。床下のスペースが足りないと設置場所の変更を求められることがあります。

配管工事は水道局の指定工事店しか実施できません。業者に依頼する際は必ず確認してください。

ステップ3:洗面台の取り付け

配管が整ったら本体を設置し、給水管・排水管をつなぎます。

ステップ4:内装の復旧

解体した床・壁を元に戻します。この機会に床材や壁紙も張り替えると仕上がりがきれいです。工期は通常1〜2日。内装工事が大きければ2〜3日かかることもあります。

増設前に確認すべき注意点

マンションは管理組合の承認が先

マンション・集合住宅では、水まわり工事に管理組合の承認が必要な場合があります。申請に時間がかかるケースもあるため、計画初期に管理規約を確認するのが無難です。着工直前に「承認が必要でした」となるのが一番もめます。

希望の場所に置けないことがある

排水管の勾配を確保するには床下に一定のスペースが要ります。古い家や一部の2階では床下が浅く、配管が通せないこともあります。また2階に設置すると、1階より水圧が落ちることがあります。「ここに置きたい」という場所が決まったら、まず業者に実現可能かを見てもらいましょう。

サイズと高さも忘れずに

コンパクトタイプでも幅60〜75cm程度のスペースは必要です。2世帯住宅や、使う人の身長差が大きいご家庭では、高さが調整できる商品を選ぶと後悔が少ないです。

費用を安く抑える5つのコツ

  1. 配管の近くに設置する
    配管工事費が全体で一番大きな割合を占めます。既存のキッチン・浴室・トイレの近くを選ぶだけで、費用が数万円単位で変わることがあります。
  2. シンプルな洗面台を選ぶ
    収納付きの三面鏡タイプは便利ですが本体価格が高くなります。「手洗い場があれば十分」という用途なら、シンプルなコンパクトタイプで問題ありません。
  3. 内装工事は最小限に
    全面張り替えにすると費用が跳ね上がります。部分補修で済む範囲にとどめるか、他のリフォームと一緒に工期をまとめる方法もあります。
  4. 複数業者で相見積もりを取る
    同じ工事でも業者によって金額は大きく違います。3社以上から見積もりを取り、内訳を比較してください。「配管工事費が極端に安い」場合は手を抜かれるリスクがあるので、内訳を細かく確認するのがコツです。
  5. 他のリフォームとまとめて発注する
    浴室・トイレ・キッチンのリフォームと同時に発注すると、職人の手配や廃材処理をまとめられます。単体で頼むより割安になるケースが多いです。

静岡・浜松エリアで洗面台増設を依頼する際のポイント

工事後の不具合に対して、地元業者は動きが速いです。遠方の業者だと「現地確認に来るのが来月になる」ということが実際にあります。静岡県内でリフォームを手がけてきた経験から言うと、水まわり工事は何かあったときに素早く動ける業者を選ぶのが長い目で見て正解です。

また、市区町村単位で水まわりリフォームへの補助金が出ることがあります。地元業者はこうした情報を把握していることが多く、うまく活用できると費用の足しになります。

業者を選ぶ際は、次の4点を確認してください。

  • 水道局指定工事店の登録があるか
  • 洗面台増設・水まわり工事の実績があるか(何件か具体的に聞いてみてください)
  • 見積もりに工事項目の内訳が出ているか
  • 工事後の保証期間と対応範囲はどうなっているか

しずけんリフォームでは静岡県内の洗面台増設に対応しています。まず現地を見ないと正確な費用はわかりませんので、洗面台リフォームのご相談はこちらからお気軽にどうぞ。

よくある質問

賃貸でも洗面台を増設できますか?
基本的にはできません。床や壁に穴を開ける工事が必要なため、オーナーの許可が必要です。退去時に原状回復も求められます。増設を検討する場合はまず管理会社かオーナーに確認してください。
マンションでも増設できますか?
可能なケースはあります。ただし管理組合の承認が前提になることが多いです。工事前に管理規約と使用細則を必ず確認してください。
工事期間はどのくらいかかりますか?
標準的な増設工事なら1〜2日で終わります。内装工事が大きい場合は2〜3日見ておいてください。
2階に増設すると費用はどのくらい変わりますか?
配管を縦に延ばす工事が加わるため、1階と比べて10万〜20万円ほど高くなるのが一般的です。2階トイレの近くなどすでに配管が通っている場所を選ぶと差を小さくできます。
工事後に水圧が弱くなりますか?
2階に設置した場合、高低差で水圧が落ちることがあります。気になる場合は増設前に現状の水圧と使用状況を業者に伝えておくと、必要なら対策を提案してもらえます。